「RICE」の方法と注意点/擦過傷など皮膚をケガした場合の応急処置

「RICE」の方法と注意点

Rest(安静):固定するものとしては、そえ木、固いダンボールなどで結構
   です。上肢では顔を洗うような肢位、下肢では股関節、膝関節をやや
   屈曲した肢位で固定します。受傷部位を中心にその上下の関節を越した
   ところまで固定するのが原則です。

Icing(冷却):外傷により組織の中が腫れてくるので、氷またはアイス
   パックによる冷却が必要です。はじめの48時間は持続的に冷やす必要
   があります。ただし、凍傷には十分注意してください。
    ⇒アイシング(36ページ)
Compression(圧迫):腫脹を抑えるため、伸縮包帯などを用いて圧迫
   しましょう。強すぎて、神経麻痺や循環障害を生じないように注意
   しましょう。
Elevation(高挙):静脈血の流れをよくし、腫脹を少なくするのが目的
   です。患部を心臓より高くするのが原則です。

擦過傷など皮膚をケガした場合の応急処置

 切創、挫創、擦過傷など皮膚の損傷(創傷といいます)は、決して少なくないスポーツ外傷です。顔面、上下肢の露出部位に多いようです。他の外傷に比べ、症状も軽度でプレーに支障をきたさないことが多いため、治療が不十分な傾向にあります。しかし、化膿したり、瘢痕による「ひきつれ」が起こったりして、スポーツの継続に支障をきたす事があります。応急処置と初期治療が大切なのです。創傷を負った場合の応急処置を表にまとめました。

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