こんなに違う日米の医学研究費2001/10/04

長島整形外科 長島公之


国の医学研究への投資額

米国

 1兆円

日本

1千億円

これでは、同じレベルの研究開発が出来るはずがありません。

高齢化社会のライフライン
 医学・生命科学研究においては、戦後米国が圧倒的に世界をリードしてきた。 米国の製薬企業が強い力を保っている背景には、国が基礎研究に力を注ぎ、NIH (国立衛生研究所)などを中心に大規模な研究を推進しているということもある。 国の医学研究への投資額が、米国では1兆円位であるのに対し、日本では約1千億 円。単純比較で10倍余りに及んでいる。ただ、米国の医療はこうした「光」の部 分の反面、数多くの無保険者の存在が医療費の高騰を招いているという「影」の 部分もまた大きい。
医学・生命科学研究予算の流れ及び予算規模の日米比較

【米国】

主要なもの

(1993年度予算)

 【日本】

主要なもの

(1995年度予算)

NIHから外部への補助金

8520億円

 科学研究費補助金

(文部省→大学等)

 924億円

そのうち大学

 6260億円

そのうち医学・生命科学関係

  430億円

NIH内部の研究予算

  1810億円

厚生省科学技術予算

(厚生省→大学、国立研究所)

 710億円

 計

1兆0330億円

 計 1140億円


米国の医療(医学・生命科学)を中心とする研究開発政策
 研究開発施策全般
  莫大な基礎研究投資プラス技術移転政策
  国家目標とのリンク(「国家利益における科学」報告など)
 医療分野における特記事項
  特に医療分野を重視
  「医学・生命科学研究は経済成長のengine」との認識

政府の研究開発予算全体に占める医療分野の割合(%)

 米国  (93年) 

日本 (92年)

 15.0%

 2.9%

研究開発予算全体に占める政府の割合

米国(95年)

日本 (94年)

 35.5%

 21.5%